前回のタイトルが「体験版解禁！」だったから繋げてみたらとんでもないタイトルになった。
一応タイトル通り、戦国無双５の信長編、光秀編のメインストーリーが終わって難易度地獄が解禁されました。
サブストーリーやIFストーリーはまだ手を付けてないから攻略していかないと。
とりあえずメインストーリーは終わって、これから武将を限界まで育成したり、ドロップ武器の厳選作業だったりとやり込み要素はこれからです。
最終ステージの「山崎の戦い」と、難易度地獄の「今川急襲」の初プレイをしたときのステータスがこんな感じ。
メインストーリーで使っていて育成が進んでいる信長や光秀でもレベルは半分の５０にも満たないです。プレイアブル２７人全員を限界まで成長させると言ったら当分終わる気がしないです。
逆にそこまで成長させないとまともに遊べないのかと言われるとそうでもなくて、とりあえずレベルをストック経験値ですべてのアクションを覚える２５以上にして、武将技能を最後の一つを残して全部習得させて、武器熟練度をB以上、武器も評価B以上の武器を持たせるだけで、お手軽にだいたい強くなります。
難易度難しいぐらいならその程度の育成でサクサク倒せるようになります。
今作はどの武将を育成しても感想が「雑に強い」と言いたくなります。
信長は壮年期になるとチャージ攻撃にランダムでドーム状の衝撃波が発生したり、発動で大ダメージを与える修羅属性がチャージ攻撃に付与されたりと大幅な強化が入ります。
光秀はチャージ攻撃６の威力や攻撃範囲が非常に優れていて、画面内に入った敵が一撃で体力が全て溶けるなんて様子も…。
主人公２人が馬鹿みたいに強化されてるだけかな、と思ったら家康や鹿助の二刀は属性盛り盛りにして通常攻撃連打してたら相手が全滅したとか、半兵衛の鼓で音撃をバラ撒くだけでコンボ数がやべぇとか、総じて「雑に強い」と言いたくなります。
こんな感じで武将の強化は簡単な一方で、武器の方はというと、
武器の熟練度がSランクになると、得意の武器とは別の種類の武器の穴あき８スロットが手に入ります。
これにスキルを入れてSランクの武器を作ればいいんですが、問題は一度入れてしまったスキルは外すことが出来ないです。猛将伝とかアップデートで変更されないかなこれ。
なので気軽にスキルの火力比べが出来ないし、やるとしたら報酬で手に入る完全ランダムの武器でハズレスキルのない穴あき８スロットを手に入れるために周回する必要があります。
しかも、入っているスキルやスロット数がランダムは良いとしても、武器種までランダムなので「使っている武将の得意武器が出てこない」はかなりあります。
ちなみにレア武器も存在していて、「メインストーリーでとある組み合わせで出撃してSランククリアをする」ことで手に入ります。
過去作みたいにIF系隠しミッションをクリアとかじゃなくても、ミッションを無視してでも最短でコンボ数を稼いで多くの敵や武将を撃破してクリアするだけでSランクは手に入ります。これをやり込み要素になるのかと言われると…。
で、そんな簡単に手に入るのもあってか、性能はレア武器よりも穴あき８スロット武器に好きなスキルを詰めたほうが強いです。
上のスクショは信長で使える大太刀ですが、攻撃速度が抜けているせいですぐに割り込まれて使いにくい。それ以前に使っていた武器も完璧なスキル構成ではないですが、それよりレア武器が強いかと言われると弱いんじゃないかと感じます。
レア武器を超える、大太刀の穴あき８スロット武器同等のいいものが欲しいです。
とりあえずここまでプレイして、ゲーム全体の感想は良かったの一言。
今作はいままでのプレイアブルキャラクターが５６人だったのに対して、信長と光秀の活躍をピックアップするために２７人までに減らしたことが批判されていたけれど、これはこれで良いです。
ストーリーを本能寺の変までで終わらせて登場キャラクターを絞ったおかげで、ストーリーがより濃く表現されているのが良かったです。
４までのようにバラバラの時代でいろんなキャラクターのストーリーをやるとなると、１つ１つのストーリー毎の登場人物が少ないし、ボリュームも膨れ上がるのを嫌がって歴史の教科書に載るような大きな戦いをピックアップするだけで終わったりと、最近の作品はストーリーの印象が薄くてつまらなかったです。
むしろストーリーは要らないから、最初からすべての武将が使えてレベル上げも簡単でサクサク遊べるEmpiresで良くない？とか思っていたくらい。
この今作の大幅なテコ入れは推しキャラが居なくなるとか批判はあるとしても、それを差し引いても今までの不満が無くなってアリでした。
（とは言っても戦国４Empiresのswitch移植と、三国８Empiresの続報は未だに待ってる。）
信長編は当主になってから本能寺で倒れるまで、教科書に載っているような有名な戦以外にも細かい戦についてストーリー付きで語られていて面白かったです。
…というのも、前作の４では信長編は８ステージで、今作に当てはめてみると、
・桶狭間の戦い（二章２話）
・稲葉山城の戦い（二章３話）
・六条合戦（三章３話）
・金ヶ崎の戦い（四章１話）
・野田福島の戦い（戦国５無し）
・長篠の戦い（五章１話）
・信貴山城の戦い（五章２話）
・本能寺の変（六章３話）
といった感じで、ほかの武将のストーリーもある分かなり端折っています。
…戦国１～戦国３はどうだったかというともっと減っていて５ステージしかなくて、戦国３の場合は桶狭間→金ヶ崎→長篠→木津川口（信貴山城の前）→本能寺の変。
戦国５は初めて織田信長の生涯全てを細かく描いた作品でした。
声を演じるのは戦国４までとは別の声優で、「青年はともかく壮年期は元に戻したほうが良かったんじゃないか」と批判が多いような気がしますが、自分は今回の演技は特に気にならなかったです。
というのも、戦国１～４の信長は「戦国の世の常識に囚われない、常識破りの変人」といった感じで、最初から最後まで奇襲に焼き討ちに鉄砲ぶっぱの、人らしさや武士らしさからかけ離れた魔王だからこそあの渋い声が似合ってるという感じでした。
今作は代替わりで当主になった青年が、守りたいものを守るために戦う一人の武士から、戦いの中で守りたいものを失った怒りから情を捨てて、乱世を壊し尽すといった怨念に取り憑かれて乱世そのものになるといった流れが、演じる声から伝わってきた気がします。
特に仇討ちをすると決めた比叡山焼き討ちのときの、魔王になる片鱗を見せる声は中々。このシナリオの情を捨てて魔王になるセリフから、突然に武将撃破や１０００人斬りの通常セリフに切り替わった時の差が大きく変わるのはすごい。
こういった成長を描いた作品だからこそ、途中で声優が変わって雰囲気がガラッと変わる方が気持ち悪いかも。
で、信長編が本能寺の変までひと通り堪能してから光秀編。
十分にストック経験値もあってドロップ武器である程度のスキル構成も組めて、そこそこ強い育成が出来てるのに、まさかの星２つの超低難易度からのやり直し。
シナリオもほとんど信長編と同じだし、もう１回やり直すのはめんどｋ…、
なんて思っていたけど、最初は織田軍と共に戦っていた～と共通の流れから、光秀が途中から脱退してからまた戻ってくるまでの間で光秀視点のルート分岐でしか語られなかったシーンが沢山ありました。
合流後の終盤に全く同じムービーが流れたところでは、信長編のときは「ただのいままでシナリオに録に出てこなかったモブ一人を失った程度で何を戸惑ってんだ」状態だったのが、光秀編のお陰で全く別の感情に。
それに、何故か本能寺の変で突然出てきた第三勢力は信長編のメインストーリーだけを見てると突然の逆恨みが不明過ぎるけど、光秀編ではガッツリ暗躍しているシーンがあるおかげで、光秀編を通してプレイヤーのヘイトを稼ぎに稼ぎまくっています。
やっと光秀編の本能寺の変で溜まりに溜まった怒りを、やっとぶつけられることにスカッとしました。
ただ、没入感を重視しているのなら、個人的には信長、光秀以外にも最初から最後までいる秀吉や家康には壮年期を実装して欲しかったなぁと。
ストーリーが進んで信長が老けてるのに対して、家康の容姿が何も変化しないのが違和感しかなくてストーリーに集中できない。
過去作の狸のような姿にしろとまでは言わないけど、青年として成長した姿が欲しかったです。（そうすれば今作のショタ枠が居なくなるから蘭丸が参戦できただろうに…。）
そして無双あるあるの、家康の息子の信康の方が老け顔という。気にしたら負け。
これでも主要キャラの息子とかの専用グラフィックが追加されて、過去作よりかは遥かにマシになっている方です。
そもそも信長と濃姫の娘というのが、濃姫と背丈のあまり変わらなくて、政略結婚後に生まれたはずなのに急成長してたいつきが居る時点で、グラフィックの違和感とか気にしたら負けだと思うけど。
もし５猛将伝が出るとしたら新規キャラクターよりも秀吉編・家康編を追加して信長編・光秀編では語られなかった部分を補足したり、死亡武将の生還やそれ以降の活躍を書いたIFストーリーをもっと深くやってほしいなぁと思っています。
とりあえず育成面、ストーリー面での感想はこんな感じで、これからはそれぞれの武将を育成したり、スキルの比較を試してみたりして個別に記事を書いてみようかなと思っています。
まずは信長のレベルカンストと大太刀の最終形作成のために、経験値集め+武器探し周回です。
