今日ではスマホを持っている人が大半で、暇つぶしにソシャゲーをする人は多いです。
毎日のように新しいソシャゲーが生まれて終了してを繰り返して、人気アプリの覇権
争いは非常に激しいです。
私がはじめて自身のケータイを持ったのは高校の受験が終わった中学卒業後で、
折りたたみ式のケータイを手に入れてから数ヶ月でスマホが市場に現れました。
クラスメイトのほとんどが受験が終わったら買ってもらうと約束していたので、
直後に上位機種が登場は大勢が悲鳴をあげました。
一部の勇者はその買ってもらった美品中古を即売ってスマホに鞍替えしてましたが、
それ以外は古くなるまで使い続けてました。
お陰で私がスマホを手にしたのはそれから４年後の話で、ソシャゲーをやり始めるのに
一足ふた足遅くなりました。
じゃあソシャゲーなしで何をやってたのと言えばモバｇ…じゃなくて、パソコンの方の
オンラインゲームです。
その頃はメイプルやラグナロクやラテールやチョコランとかいろんなゲームが流行って
いました。今現在でも細々と続いていたり、スマホ向けにリメイクされたり、サービス
終了をしていたり。
私が主にやっていたオンラインゲームは「Getamped2」という３D格闘ゲームで、
これは１１年ほど続いている超長寿ゲームです。
最大８人で戦うトーナメントモードや、最大２０人のチャット不可の大乱闘が出来る
ストリートファイトモード、４人で協力してミッションをこなすガーディアンモード
などがあります。
トーナメントモード。３対３の勝負をしています。
ストリートファイトモード。写真では１０人が参加しています。
４人協力プレイのガーディアンモード。
画像の日付は全部２０１１年でした。スクショ探しても大半がガチャ結果とか高難易度
ミッションのリザルトとかレアドロップとかで戦闘シーンを探すのにも一苦労。
ちゃんといい記録残しておけよ？って言いたくなります。
このゲームが面白いポイントは、まずプレイヤーレベルがないので勝敗を左右するのは
すべてプレイヤーの腕のみになります。始めたばかりの初心者が上級者を倒すことも
普通に出来るなど、オンラインゲームによくある「プレイ時間=強さ」に直結しない
点は面白いです。（後述の件で諸説有り）
このゲームのアバターはスタイル（ほかゲーで言うならジョブ）に一通り技があって、
その上にアクセサリという補助アイテムで個性的な技を上書きをして戦います。
最初に手に入るアンプドバッジは上書きする技がない代わりにオートガードが使える
ようになるもので、それからゲーム内通貨や課金通貨で買ったり、期間限定イベントの
報酬で貰ったり、ガチャで当てたりしてアクセサリを集めていきます。
課金通貨ガチャ。赤色の段は課金通貨で店売りしているアクセサリの色違いで、
金色の段がガチャ限定のアクセサリです。
ゲーム内通貨のガチャ。金の段の右側が店売りアクセサリです。
運がよければ課金通貨で買うアイテムがゲーム内通貨のみで手に入ります。
やっぱり１１年も続けていればインフレが生まれるので、初期に壊れ性能と言われてた
アクセサリで最新のアクセサリに対抗するのが難しくなっています。
ですが、レベルなどの概念がないのでプレイヤーの腕次第でその不利すらも覆すことも
出来たりもします。そこがこのゲームの面白いポイント。
そしてこのゲームの醍醐味は、何故か格闘ゲーム以外の点がやたらと充実しています。
待機ロビーはものすごく広くて大勢で待機できるし、各プレイヤーにひとつ部屋が
貰えるので、友達を呼んでチャットを楽しむことができます。
また、ギルドを立ち上げればギルドルームも貰えるので交流会などもやりやすいです。
写真はトーナメントモードの待機ロビー。プレイヤー名以外にも黒塗りが必要な所が。
これは個人のマイルーム。家具をいろいろ配置できます。
一時期ゲームマスターが毎週ラジオをやるという企画がありました。
この時は馬鹿広いロビーすらも狭く感じるほど大勢が参加して、チャット弾幕でラグが
発生していました。
また、ゲーム画面をみてわかると思いますが、アバターの見た目をマイルーム内にある
エディターで自由に作ることができます。
Fate/Extraの青のキャスター。
ロードオブヴァーミリオン３から巴御前。
ピクシブで見たイラストから一目惚れで作った狐巫女。
シャドウバースからアリサ（途中で飽きて未完成。）
と、最後はアレだけど、なんでも自由に作ることができます。
自分はやらなかったですが、家具でBGMを作成できるものがあって、作成したファイル
をオプションで設定すればゲーム中に流すこともできます。
ゲームの雰囲気はこんな感じです。
自分はオンラインゲーム以外というとまだPS2かGCをクラスメイトと遊ぶくらいで、
リアルタイムで世界中の人と遊ぶ（このゲームはかなり海外に展開してました。）
という経験ははじめてでとても新鮮でした。
はじめてからしばらくしてギルドが気になって募集をかけたら誘ってもらって、当時は
中坊だった自分に平均年齢が１０歳上のギルドに所属するのはかなり世界が大きく
見えました。（今の自分がやっと当時のギルメンと同じ歳という…。１０年かぁ…。）
中坊の上下関係なんてプラスマイナス２歳か教師ぐらいのちいさな世界の中で、
この年齢差、ゲームの実力差がある人と交流するのは大きいことだと思います。
またゲームの公式サイト以外にメンバー専用のSNSがあって、日記の内容が原因で2ch
でボヤ程度のプチ炎上だけどそれを体験して、裏で暴言吐かれる悲しさを学んだり。
（丁度この記事を書いてる頃にTwitterでネット上での誹謗中傷が話題になってたり。
こちとら１０年前に経験して鍛えられとるわ。）
この頃にニコ生で実況をやるようになって、ニコ生クルーズを許可してたお陰で
キッズに粘着されて配信や投稿動画にいちいち暴言を書かれたりとか…。
この記事を書くときに、このゲーム懐かしいな、いろんな動画を投稿したなと思って
投稿動画を見直そうとしたら当時の暴言コメばっかりでそっ閉じしたり。
すっかり忘れてて嫌な気分を思い出したわ畜生｡｡｡
他にもやっぱりネット対人トラブルは付き物で、某人気漫画家のピンクのタマゴの人
みたいに自分もメンヘラストーカー姫との嫌な思い出があったりとか。
（具体的に言うと自分の胃に穴が開くから一文で済ませます。）
そういうネタすらも笑いに持っていける某漫画家はすごい。
自分のネット恋愛…は多分無くて、先述のギルドの人で気になる人は居たけど、多分
これはゲームの実力やアバター作成の技術に対して憧れや尊敬とか…だと思う。
そのギルド自体は半年ほどで解散とメンバーが引退して、自分はほかのギルドを
転々としてました。初心者の頃にいろいろ教えてもらえた人っていうのは偉大で
それ以上に技を教えてもらいたい人には会えなかったです。
いまは3DSやSwitch、PS4で当たり前のようにWifi接続ができてオンラインプレイが
普通にできていたり、当時よりスマホやパソコンでTwitterやYouTubeの書き込みが
出来て、ネットマナーやネットトラブルが身近な中、自分はこのゲームでネチケット
を叩き込まれたような気がして、感謝しています。
先述のローカルSNSや2chとか小規模な炎上で済んでたし、時代が違ったらバカッター
とか炎上系YouTuberとかで身元割れの大炎上があったと思うと…。
そんなこのゲームも今年８月でサービス終了が決定しました。
同じ運営会社の別ゲーがどんどん畳んでる中、やっぱりこれだけ優遇なんてことは
なく、パソコンゲームは閉じてスマホゲームに移ってるようです。
閉じるまでもう少し時間があるので、後悔しないように遊び納めをするつもりです。
